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平成29年 今年度の言葉

是非の初心忘るべからず

 時々の初心忘るべからず

 老後の初心忘るべからず』

「花鏡」 世阿弥

「初心忘るべからず」と聞くと、一般には「初めの志を忘れてはならない」という意味で解釈されることが多いのですが、世阿弥は、人生においてはいくつもの「初心」があり、「初心」とは、その年齢、その時期ごとに、その人の持つ「未熟さ」や、その人が感じる「初めての境地」のことであると言っています。つまり人の一生の中では、いつの時期にも、その時、その時の「初心」、「未熟さ」、「初めての境地」があり、事を始めて少しだけ自信が出てきた時、脂ののりきった時、そして人生の後半、老後と呼ばれる時期に至っても、人にはまだまだ学ぶべき、限りなく続く道がある、と説いています。
今春、石鎚会、やすらぎ福祉会に55名の新入職者をお迎えしました。この方たちにとっても、お迎えする私たちにとっても、等しく新たな1年が始まりました。それぞれの「初心」を意識し、昨年度とはまた違った素晴らしい1年になるよう精進して参りましょう。

理事長 石丸 庸介  

平成28年 今年度の言葉

『優しい言葉はたとえ簡単な言葉でも
             ずっとずっと心にこだまする。』

マザー・テレサ

私たちの法人には、毎日、多くの患者さんや利用者さん、ご家族の皆さんにお越し頂いております。会話をする時間はその方々によってまちまちですが、全ての方に共通して言えることは、その時間は私たちにとっては一日の仕事の中の一部でしかなくても、患者さん、利用者さん、ご家族さんにとっては人生の中のかけがえのない大切な時間であるということです。
言葉は言霊とも言いますが、文字で表す意味以上に、想いや魂が宿ります。
私たちをお訪ね頂く全ての患者さん、利用者さん、ご家族にとって、私たちからの言葉は、それがたった一言であっても、とても重要な役割を果たします。
お一人おひとりの方々の暮らしや人生に想いを馳せ、お支えするという想いをいつも忘れずに、お話をすることの大切さを今一度、考えて頂きたいと思います。

理事長 石丸 庸介  

平成27年 今年度の言葉

Think global, act local.

少子高齢化とそれに伴う人口減少社会の進行は、今、最も深刻な社会問題です。人口予想は外れる可能性が極めて低い予想と言われており、この課題に対して国を挙げての政策が打ち出されています。
大切なことは、広い視野で考えるべきこと、目指すべきことを十分に理解した上で、自分の足元をしっかりと見つめて、自分たちの地域にもっとも適した対策を講じることだと思います。
この地域にお住いに方々が、30年後、50年後もこの街で幸せに暮らしてゆけるように、この地域に合った医療、介護、福祉サービスご提供し、幸せな街づくりに貢献させて頂くことこそが、私たちの使命であり、誇りであります。

理事長 石丸 庸介  

平成26年 今年度の言葉

事を遂げるものは、愚直でなければならぬ

勝 海舟

勝海舟は、江戸時代末期に、幕臣の立場でありながら討幕の中心人物である西郷隆盛や坂本龍馬からも敬愛され、江戸城無血開城を導いた人物です。
人を動かし事をなすためには、才能だけでなく、誠実さ、愚直さが必要である、と説いています。
目先の小さなことにとらわれずに、大志を抱いて、少し遠回りをしてでも努力を重ね、一歩一歩目標に向かって進んでいく。地域にお住いの方々の幸せのために貢献できる仕事をさせて頂く、という私たちの使命を果たすべく、これからも愚直に歩んで参りましょう。

理事長 石丸 庸介  

平成25年 今年度の言葉

『他人のために尽くす人生こそ、価値ある人生だ』

アルバート・アインシュタイン

去る3月20日、国際幸福デーの日に「京都幸福会議2013」が開催され、経済的成長とは異なった豊かさや、幸せとは何かを考える良い機会を頂きました。
他人を幸せに導くことこそが、自らの幸せにつながる。他人のために尽くすことで、自分の存在価値を実感し、他人が幸せを感じている姿を見て、自分自身も幸せになるのだということを改めて認識しました。
私たちの目の前にはいつも心や身体に痛みや苦しみを抱えた方がいらっしゃいます。
この方々のために懸命に力を尽くし、思いを尽くすことが我々の使命であり、この仕事を与えて頂いていることに心から感謝したいと思います。

理事長 石丸 庸介  

平成24年 今年度の言葉

『天下の人の与に蔭涼とならん』

「臨済録」より

この言葉は臨済宗の開祖、臨済禅師が修行時代にどうしても悟りを開くことができず修行を断念しかけた時、兄弟子の睦州禅師が師である黄檗禅師に伝えた言葉です。「蔭涼」とは夏の厳しい日差しを遮る木陰のことで、睦州禅師は将来、臨済が必ずや大樹となって天下の人の為の蔭涼となると進言したと言われています。辛い思い、苦しい思いをしている人の為に少しでもやすらぎを届けられるように私たちも日夜精進しましょう、という思いでこの言葉を選ばせて頂きました。


大きなことはできなくても、自分の与えられた仕事を全うすることで周りの人たちに「蔭涼」を与えられる。地域医療、地域介護を担わせて頂いていることの有難さを忘れずに、私たちを訪ねて来られる人たちの苦しみや痛みを少しでも取り除き、和らげることができるように努めてまいりたいと思います。

理事長 石丸 庸介  

平成23年 今年度の言葉

一隅を照らす

伝教大師著「山家学生式」より

本年3月11日、東日本において私たちの予想をはるかに超える地震災害が起こりました。
多くの方の命が奪われ、また今も被災地ではたくさんの方々が、毎日を戦っておられます。
私たちは、被災された方々のことを常に想い、これからも粘り強く支援を継続していかねばなりません。
一人ひとり、支援の形は異なると思いますが、大切なことは自分が生かされていることに感謝し、自分の置かれた立場で最善を尽くすこと。そのことによりまず自分が光り輝くこと。
そしてその輝きで辺りの人々を照らし、日本全体を明るく照らしていくことだと思います。



理事長 石丸 庸介  

平成23年 新年のあいさつ

謹んで新春のお慶びを申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。


 おかげさまで昨年5月には、私ども法人の田辺中央病院が開設30周年を迎えさせて頂きました。 これもひとえに皆様方のご支援・ご協力の賜物と心より御礼を申し上げます。 これからも、常に現状に満足することなく、理想の医療、介護の実現に向けて更なる精進を続けて参りたいと思っております。 本年もご指導ご鞭撻の程、何卒よろしくお願い申し上げます。


 さて、毎年年頭に当法人の年間努力目標と致しまして、「今年の言葉」をお伝えさせて頂いておりましたが、本年より年度初めに当たります4月に「今年度の言葉」として改めさせて頂きます。何卒ご了承の程お願い申し上げます。


最後になりましたが、今年1年の皆様方のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。



理事長 石丸 尚子  

平成22年 今年度の言葉

『沈黙によって 魂を洗え』

R . タゴール

数年前よりご縁を頂き、ある勉強会に出席させて頂いております。 その会では毎回著名な高僧の方々のお話を拝聴する機会に恵まれ、たくさんの学びをさせて頂いております。 今年の言葉として選ばせて頂きましたのは、その会でお教え頂いたもので、東洋の詩聖、タゴールの言葉です。


 「言霊」と言われるほど言葉にはとても大きな力が宿っています。 悪意のない些細なひと言が人の心を傷つけ、取り返しのつかない事態を招くことがあることは、皆さんもご承知のことと思います。 しかし、だからと言ってただ黙っていれば良いということではありません。我々は言葉の持つ意味、その影響を真摯に考え、他人の心、 そして自分の心をも汚すことのない言葉を、自覚と責任をもって発していくべきだと考えます。


 そのためにはまず言葉を超えた世界、静寂と沈黙の重要性を知ることが何より大切なのだと思います。

理事長 石丸 尚子  

平成21年 今年度の言葉

『神の前で泣き 人の前で笑え』

ユダヤの格言より引用

今年の言葉はユダヤの格言から引用致しました。 世界同時不況の影響は、私たちの業界にも少なからずございますが、今の世の中を嘆いてばかりいても仕方がありません。 こんな混沌とした時代だからこそ、私たち医療介護に携わる者は、逆境の中を生き抜いたユダヤの民の考え方に学び、 常にポジティブに、前を向いて歩いて行きたいと考えています。


笑顔には言葉以上の力があります。 ひとりでも多くの方々に、私たちのとびきりの笑顔をプレゼントしていきたいと思います。 その笑顔が私たちを必要として下さる皆様、家族、そして何より自分自身を幸せに導いてくれると信じています。

理事長 石丸 尚子  

平成20年 今年度の言葉

『正直であり 誠実であることは 一生の宝である』

ドロシー・ロー・ノルト著
「子どもが育つ魔法の言葉」より

私が石鎚会の理事長に就任させていただいてから、今年でちょうど10年目を迎えます。この節目の年にあたり、初心にかえって今年の言葉を選ばせて頂きました。


今から20年程前、私が小児科医としてのスタートをきった際、恩師である元京都 第二赤十字病院 副院長 故水田隆三先生が、一遍の詩をプレゼントして下さいました。
それは、今では皆さんもよくご存知のドロシー・ロー・ノルト博士の「子は親の鏡」でした。当時、私は独身で子供もおりませんでしたが、その詩に大きな感動を覚えました。子育てに限らず、全ての人間関係に通ずるたくさんの教えがそこには書かれており、以来何かある度にその詩を読み返しております。今回の一文は、博士の1999年の著作「子どもが育つ魔法の言葉」から引用させて頂きました。


普遍的でとてもシンプルな言葉ですが、生きていく上で常に心に留めておきたい言葉であると思います。



理事長 石丸 尚子  

平成19年 今年度の言葉

『ともに生きる』

梶田 真章著
「ありのまま」より

昨年の暮れ、ある会で法然院貫主 梶田真章様のお話を聞く機会がございました。
ご法話もそうですがその際頂戴しました『ありのまま』というご本を読ませていただきましたところ、その一節に「ともに生きる」という言葉がございました。ご本には、「人も動物も植物も、何ものも他の命とは関係なくそれだけで存在することはできない。他の命との関わり合いの中で、まさに「わたし」は生かされ、生きているのです。」とあり、大変感銘を受けました。


私達は本当に様々な人に支えられて生かされています。そのことに感謝をし、私共を必要としてくださるたくさんの皆様の為に、“ともに生きる”という言葉の意味を常に自分自身に問いかけながら精進していければと思っております。


なお、従前は、“努力目標”という名で一年の言葉を決めておりましたが、今年からより親しみやすい“今年の言葉”に変えさせて頂きました。



理事長 石丸 尚子  

平成18年の努力目標

『使命に対する 信念を持つ』

ピーター.F.ドラッカー著
「未来への決断」より

今年の努力目標として選ばせていただいたこの言葉は、私自身が法人運営をさせていただくにあたって、いつも心に留めている言葉です。


平成18年春、大幅な診療報酬の引き下げにより私共の医療界は益々厳しい時代を迎えようとしています。しかしながら、私達がやらねばならない、私共に課せられた仕事を諦めるわけにはいきません。同じドラッカー氏の著作の中で「全ての組織の目的は社会に対する貢献である」という言葉がございますが、まさしく石鎚会も医療、介護を通じて社会に貢献する組織に他ならず、私共は確固たる信念を持ってこの使命を果たさなければならないのです。


組織を動かすのは、一人一人の人間です。全ての職員の皆様が、この言葉とおり自信と誇りを持って、それぞれにとって最高の成果を上げていただきたいと心より願っております。



理事長 石丸 尚子  

平成17年の努力目標

一隅を照らす

伝教大師著「山家学生式」より

今年の努力目標、『心を尽くし、力を尽くし、思いを尽くす』は聖書より引用しました。日常の業務の中で皆様の心にとめていただき、行動の道標にしていただければと思っています。
さて、昨年は松井山手クリニックの開設、総合ケアステーションの開所と、予定どおりに新規事業を立ち上げましたが、皆様のご努力により、スタートから順調な運営を続けております。
現在、来年度の事業の立ち上げに向け、基本的な準備をすすめております。
新規事業の立ち上げには大変な努力を要しますが、私共の法人は目先の利益にとらわれずに、地域の人々が今求めていること、将来必ず喜んでいただけることに、今後共、心を尽くし、力を尽くして取り組んで参りたいと考えています。そして尽くしたこの思いは、必ず地域の皆様に伝わると信じております。



理事長 石丸 尚子  

平成16年の努力目標

『ともに働く人を理解する』

この言葉は、米国の経済学者P.F.ドラッカー氏の著書『明日を支配するもの』からの一文です。ドラッカー氏は、「成果を揚げる為にはともに働く人たち、自らの仕事に不可欠な人たちを理解し、その強みや仕事の成果、価値観を活用することが大切である。」とその著書の中で述べています。私どもの法人にとって今こそこのことが大切であると思い、今年の努力目標にさせて頂きました。
昨年の田辺記念病院開設はもとより、私どもの法人組織はこの5年間で急速に大きくなってきました。また今年、来年と更に事業を広げていく予定であります。組織が大きくなれば、そこに働く人の数が増え、それに伴って当然のことながら様々な意見、価値観を持った人も増えてきます。そしてそこには少なからず摩擦が起きます。その摩擦を残したままでいると、どうなるでしょうか?私たちが携っている医療福祉事業はいうまでもなくサービス業です。当然、患者様、利用者様に対するサービスは低下するでしょう。また、コミュニケーション不足から重大な事故が起るかもしれません。そうなればいくらハード面で充実しても、組織の発展はありえないのです。組織は信頼関係によって成立するものです。信頼とは信じ合うこと、その為にはお互いを理解することが最も大切です。
私どもの法人は優秀なスタッフに支えられていると常々自負しているところではありますが、今一度、一人一人が謙虚な気持ちで今年の努力目標である「ともに働く人を理解する」という言葉を考えていただけたらと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。



理事長 石丸 尚子