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乳腺外科

平成23年6月に乳腺外科外来を開設いたしました。近年乳癌は顕著に増加しています。ところが当地域には乳腺専門外来がなく、乳癌患者様は他の地域で治療を受けておられるのが現状でした。この度当院で診断から治療までを一貫して行える状態となりましたので地域の皆様にお知らせ申し上げます。


現在日本では年間6万人(女性の生涯のうちで20人に1人の割合)が乳癌に罹患しており、今後ますます増加すると予想されています。また乳癌による死亡は年間約1万2千人と推定されています。発症年齢は40歳から急激に増加し50歳前後がピークになりますがその後も急に減ることはなく発生しています。他の悪性腫瘍と異なり、乳癌は社会的にも多くの役割を担っているいわゆる働き盛り、子育て世代からも発生することが特徴として挙げられます。
またもう一つの特徴として、患者様は癌になったというショックだけでなく、乳房を失うというショックを受けます。乳房を失うということは男性には理解でき難く前者に勝るとも劣ることがないようです。当院ではその様な女性の心理も理解したうえで、乳癌についての十分なインフォームドコンセント、カウンセリングを行い、最善の治療を提案させていただきます。

○診断


当院での乳癌診断には触診、デジタルマンモグラフィー、乳腺超音波検査を用いています。両画像検査とも死角があり一方のみの検査では偽陰性が発生しやすく両検査の併用をすすめています。異常を認めれば超音波ガイド下穿刺組織採取を行い病理診断を行います。また、CT、MRIを用い質的診断も行っています。

○治療

乳癌の治療の考え方として小さい段階でも全身に転移することもあり、「全身癌」と考えます。ホルモン感受性やその他の要素で転移しやすいタイプか、しにくいタイプかを区別し、化学療法の適応を決め、手術前から化学療法を行うこともあります。最近はダウンステージングの意味もあり術前化学療法の比率が徐々に増えています。
手術は基本的に乳房の部分切除(乳房温存術とリンパ節の郭清)を行います。入院期間は5日程度です。その後、残存乳腺に対し放射線治療を行い局所再発を予防します。
術後再発予防として、ホルモン療法、化学療法や分子標的治療を癌の特徴に合わせ組み合わせて選択しています。乳癌の特徴は比較的薬物療法の効果があり、その中でも副作用の少ないホルモン療法や分子標的治療が有効なことが多く、再発が生死に直面することは少ないことです。術後経過観察期間は癌の進展が遅いため10年かそれ以上が必要となります。





   乳がん罹患率            年齢階級別がん累積罹患リスク

○検診

乳癌の死亡率を減らすのは早期発見しかないのが現状です。現在の乳癌の85%が触知可能で、そのほとんどが自分で気付いて受診され乳癌と診断されています。今後は非触知乳癌をいかに増やしていくかが課題となっています。そのためには検診は欠かせません。このことを理解していただき、1回/年の乳癌検診を受けられることをお薦めします。またお知り合いの方々への啓蒙活動にもご協力をお願いいたします。


地域に密着した乳癌治療を目指し診療を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。ご不明な点がございましたらお電話でお問い合わせください。


 

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